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ニューズ&コメンタリー

3月14日、東電で何が? 福島第一原発3号機爆発

奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。東日本大震災発生の3日後である3月14日、東京電力で何があったのか。3号機の原子炉建屋が爆発し、2号機の原子炉への注水を止まった、その日の東電本店の動きを同時進行で追いかけ、報告する。

 

 ■記者会見の最中に上がる煙

 3月14日午前1時10分、原子炉に海水を供給している源である貯水池の海水が残り少なくなってきたため、1号機、3号機への注水が止められる。

 マイナス2250ミリで一定していた3号機の炉の水位が下がり始め、午前4時にマイナス2800ミリ、午前7時にマイナス3000ミリと落ちて、燃料棒の8割が気中に露出した状態となる。午前3時20分、3号機の炉への海水注入を再開する。1分間に500リットル、つまり、1時間あたり30トンの海水を入れる。

 格納容器の圧力が上昇する。午前5時20分にベントに着手するが、午前6時50分には530キロパスカルに達して、最高使用圧力をわずかに超える。このため、3号機の作業員を退避させ

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奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 朝日新聞編集委員。
 1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。『法と経済のジャーナル Asahi Judiciary』の編集も担当。
 著書に『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社、2004年4月)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書、2011年6月)、『秘密解除 ロッキード事件  田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店、2016年7月)。共著に『偽装請負』(朝日新書、2007年5月)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』(同、2008年9月)、『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版、2012年12月)など。
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