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ニューズ&コメンタリー

史上最高位の内部告発者、オリンパス元社長

公益通報者保護法では「想定外」でも「一般法理で保護される」?

奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 オリンパスの元社長マイケル・ウッドフォード氏(51)は、組織内での地位が最も高い内部告発者として歴史に名を残すことになりそうだ。元副社長や元本部長が組織の不正を報道機関に暴露して称賛された例は過去にあるが、オリンパスのような大企業の最高経営責任者だった現職取締役が会社の不正経理を新聞記者に内部告発した前例はない。同氏の母国イギリスの公益開示法をお手本にして日本も5年半前から内部告発者を保護する法律を施行しているが、今回の事件については「全く想定外」という声が出ている。

  ▽筆者:奥山俊宏

  ▽この記事は2011年11月25日の朝日新聞朝刊に掲載された原稿に加筆したものです。

 

 ■解任直後、英経済紙記者に電話

 「私はオリンパスの社員です。残念ながら直

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奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 朝日新聞編集委員。
 1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。『法と経済のジャーナル Asahi Judiciary』の編集も担当。
 著書に『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社、2004年4月)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書、2011年6月)、『秘密解除 ロッキード事件  田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店、2016年7月)。共著に『偽装請負』(朝日新書、2007年5月)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』(同、2008年9月)、『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版、2012年12月)など。
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