メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ニューズ&コメンタリー

小沢氏被告人質問一問一答「収支報告書、今も見ていない」

1月10日午後、指定弁護士が間接証拠を追及

 資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引事件で、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の第12回公判は、10日午後も東京地裁で続いた。検察官役の大室俊三・指定弁護士の追及に対し、小沢氏は問題となった政治資金収支報告書について「今も見ていない」と語るなど、虚偽記載への関与や秘書への指示をことごとく否定した。

  ▽筆者:久木良太ほか

  ▽この記事は2012年1月11日の朝日新聞朝刊に掲載された原稿に大幅に加筆したものです。

  ▽注:法廷でのやりとりは記者のメモから起こしたもので、正確に聞き取れなかった部分があります。聞き取れなかった部分は「〓」「…」「○○」など、あるいはカタカナで表示してあります。

  ▽関連記事:   1月10日午前の被告人質問一問一答

  ▽関連記事:   小沢氏「知らぬ」「秘書任せ」繰り返す

  ▽関連記事: 小沢一郎議員 記事一覧

 

拡大午後の公判のため東京地裁に入る小沢一郎・民主党元代表=10日午後1時20分、東京・霞が関

 大室弁護士は、「小沢氏が土地購入資金として拠出した4億円を隠すための偽装資金として、小沢氏名義で受けた同額の銀行融資のみを収支報告書に記載した」と主張。その融資書類に小沢氏自身の署名があった点を重視している。

 小沢氏は、石川知裕衆院議員(38)に求められて自ら署名したことを認めたうえで、「石川からは(それ以上の)説明は受けておらず、手続きには全く関与していない」と振り返った。

 問題となっている04年の収支報告書については、「担当者がきちんと報告していると思うので、(裁判が始まってからも)見ていない」と述べ、内容は把握していないことを強調。「収支報告書が大事ではないと言っているわけではないが、実務として担当秘書に任せることは十分可能だ」と述べた。

 大室弁護士は「記憶にない、ではなく、事実自体ないと断言できるか」などと繰り返し追及。小沢氏は「ありません」と答え続けた。

 また、大室弁護士の質問では、09年の衆院選に民主党から立候補を予定していた人に対し、小沢氏が選挙資金として配った3億7千万円の資金源に、旧新生党の解党資金が含まれていたことも判明した。

 陸山会は07年、関連政治団体の資金を集めて小沢氏に土地購入資金の4億円を返済した。一方、解党した旧新生党の資金をプールしている政治団体「改革フォーラム21」の資金3億7千万円が09年に民主党の政党支部を介して、陸山会に寄付された形になっていた。

 大室弁護士はこの金の流れについて、09年の衆院選に民主党から立候補を予定する人を小沢氏が支援しようとしたが、陸山会などの資金が不足したため、フォーラム側から寄付を受けたとみて小沢氏を追及した。

 小沢氏は立候補予定者に配ったことを認めた上で、「フォーラム側と話をして快諾してもらった」と事実関係を初めて認めた。資金提供から約半年後の特捜部の捜査段階では「全く関与していない」と答えていた点を問われると、「勘違いしたのだと思う。フォーラムのお金だと気がつかなかった」と弁明した。

 また、大室弁護士は陸山会の規約や政治資金規正法の規定に沿って、会計責任者の大久保隆規元秘書を監督していなかった責任も追及。小沢氏が「結果として、規約通りではなかった」とやや声をあららげて答える場面もあった。

 政治資金規正法や資産公開法の趣旨について尋ねられると、小沢氏は「直接的に制定に関与していない。その時々の改正で色々な趣旨が盛り込まれるので、正確に把握しているわけではない」と答えた。

拡大検察官役の指定弁護士から質問を受け、首をかしげる小沢一郎・民主党元代表=10日午後、東京地裁、絵と構成・小柳景義

 石川議員は、土地購入に際して小沢氏から預かった4億円を複数の銀行口座に分散入金していた。石川議員は小沢氏の公判でその理由について、「巨額の資金が公になるという警戒感があった」と証言している。

 この点について問われた小沢氏は、「土地購入のために自分の資金を用立てたのは、何ら非難されることではない」としつつ、「少しでも議員にマイナスにならないようにすることを心がけるのが秘書の役目だ」とも語り、石川議員の行動に理解を示した。

 ■10日午後の法廷でのやりとり

 《13:30~14:00》

 大室指定弁護士:概括的なことをうかがいます。平成16年分、17年分の収支報告書の作成に関し、協議したり報告を受けたりしたことは。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:記憶にない、ではなく、事実自体ないと断言できる。

 小沢議員:収支報告書ですね。ありません。

 大室指定弁護士:会計処理について、平成16年分、17年分で協議したり報告を受けたりしたことは。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:絶対ないと理解していい。

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:16、17年以外の年の収支報告書、会計処理で、協議したり報告を受けたりしたことは。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:絶対ないと理解していい。

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:平成16年分の収支報告書。現在は内容をご存じか。

 小沢議員:見ておりません。

 大室指定弁護士:この裁判が始まってからも。

 小沢議員:はい。担当の者がきちんと報告していると思うので、見ておりません。

 大室指定弁護士:訂正の要否を判断するうえでも平成16年分の収支報告書の確認はない。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:平成16年10月5日に深沢の土地の売買契約が締結されているが、締結について報告は受けた。

 小沢議員:いえ。報告は受けてないと思います。

 大室指定弁護士:記憶にないというレベルか、絶対にないのか。

 小沢議員:その時点でですか。その時点ではないと思います。

 大室指定弁護士:平成16~17年と広い時点でも。

 小沢議員:個別のことはありません。

 大室指定弁護士:土地の登記については報告は受けているか。

 小沢議員:すべて担当者の裁量の範囲のことで、報告は受けておりません。

 大室指定弁護士:受けていないのか、記憶にないのか。

 小沢議員:受けていないと思います。

 大室指定弁護士:代金決済について報告は。

 小沢議員:受けてないと思います。

 大室指定弁護士:絶対ないと言い切れる。

 小沢議員:たぶんそう思います。

 大室指定弁護士:本登記未了のまま代金を完済したことは報告は受けている。

 小沢議員:受けてないと思います。

 大室指定弁護士:絶対ないと言い切れる。

 小沢議員:そう思います。

 大室指定弁護士:陸山会の定期預金を担保に借り入れるというスキームは当時知っていた。

 小沢議員:知りません。

 大室指定弁護士:当時からそういう説明を受けていない。

 小沢議員:はい。サインを求められたときは、現金の担保で融資を受けるのかなという思いは片隅にはありましたが。

 大室指定弁護士:思いはあったが、報告は受けていない。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:りそな4億円はあなたの口座に入り、陸山会に送金されている。送金はあなたの指示か。

 小沢議員:いえ。私は全く関わっていません。

 大室指定弁護士:資金の流れは知っていたのか。

 小沢議員:わかりません

 大室指定弁護士:平成16年の収支報告書について、石川さんから記載するとかしないとか報告は。

 小沢議員:全く受けておりません。

 大室指定弁護士:土地取得の事実、取得費が記載されていないということを提出前に知っていた?

 小沢議員:わかりません

 大室指定弁護士:当時は聞いてなかった。

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:私の質問が終わってから答えて。

 小沢議員:失礼しました。

 大室指定弁護士:平成17年分の収支報告書に土地取得事実と取得費が記載されたことを事前に知っていた。

 小沢議員:存じておりません。

 大室指定弁護士:報告を受けていなかった。

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:報告を受けていないと断言できる。

 小沢議員:はい。そう思います。

 大室指定弁護士:資産報告書、補充報告書とも裁判で証拠になっているが、提出前に内容は確認したのか。

 小沢議員:一番最初の頃は私の資産だから話をしたとは思いますが、それ以降はありません。

 大室指定弁護士:最初とは。

 小沢議員:午前中も申し上げましたが、年代のことはわかりません。

 大室指定弁護士:平成16年1月26日の資産報告書が最初のものだが、それより前のこと。

 小沢議員:前のことだと思います。

 大室指定弁護士:証拠として出ているのに事前に見ていないのか。

 小沢議員:はい。そう思います。

 大室指定弁護士:いま現在はご覧になっている。

 小沢議員:いません。

 大室指定弁護士:裁判の証拠の資産報告書。裁判が始まってからも内容を確認していないのか。

 小沢議員:資産報告書とは何を指しているのでしょうか。国会のですか。

 大室指定弁護士:国会の。

 小沢議員:見ておりません。

 大室指定弁護士:証拠一つひとつについて、あなたの記名なのか印鑑なのか確認させて。甲26の1、購入申込書を示します。陸山会代表・小沢一郎の記名と角印があるが、名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:私ではないと思います。

 大室指定弁護士:印鑑は陸山会のものであなたのものではない。

 小沢議員:大きいやつですね。違うと思います。

 大室指定弁護士:甲26の2、不動産売買契約書を示します。陸山会代表・小沢一郎の記名と角印がある。記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:そうではないと思います。

 大室指定弁護士:誰のものだと思うか。

 小沢議員:わかりません。

 大室指定弁護士:甲26の5、不動産引き渡し完了書を示します。記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:私じゃないと思います。

 大室指定弁護士:誰のものだと思うか。

 小沢議員:わかりません。推測だけです。

 大室指定弁護士:推測でもいい。

 小沢議員:筆跡はわかりませんが、こういうのを書くのは石川だけだと思います。

 大室指定弁護士:(甲27の2の1、重要事項説明書を示す)陸山会代表・小沢一郎とあるが、あなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:この書類を見たことはある。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:(甲27の2の1、支払い約定書を示す)陸山会代表・小沢一郎の記名があるが、あなたが書いたのか。

 小沢議員違います。

 大室指定弁護士:(甲27の2の2、一般売買契約書を示す)陸山会代表・小沢一郎の記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:そうではないと思います。

 大室指定弁護士:この書類を見たことは。

 小沢議員:見ておりません。

 大室指定弁護士:(甲33の1、登記の委任状を示す)署名押印欄にあなたの記名と印鑑があるが、あなたが書いたのか。

 小沢議員:僕ではないと思います。

 大室指定弁護士:印鑑はあなたのもの。

 小沢議員:そうだと思います。比べてみないとわかりませんが。

 大室指定弁護士:当時誰が管理していた。

 小沢議員:わかりませんが。これは実印ですか。

 大室指定弁護士:おそらく違うと思う。

 小沢議員:実印も銀行印も、秘書が必要なときに使えるように、彼らが使用できるようにしています。具体的には、私の机のカギのかかっていないところに入れておりまして、使えるようにしています。

 大室指定弁護士:〓〓

 小沢議員:以前は会館の事務所でしたが、いつからということはわかりません。

 大室指定弁護士:(甲33の2を示す)委任状の署名の記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:印鑑は先ほどのもの。

 小沢議員:そうだと思いますが、どれか僕にはわかりません。

 大室指定弁護士:(甲33の3建物〓〓登記委任状を示す)記名はあなたのものか。

 小沢議員:違います。

 大室指定弁護士:印鑑は実印か。

 小沢議員:比べてみないとわかりません。自由に使えるようにしてあるので。現在でもそうしています。

 大室指定弁護士:使うときは報告があるのか。

 小沢議員:ありません。全く自由に使えるようにしてあります。

 大室指定弁護士:(甲〓〓、〓〓を示す)記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(甲33の5、地目変更登記委任状を示す)。名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(甲34示す)深沢8丁目の土地に土地について農地転用届けを出した際の書類だと思うが、記名はあなたのものか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:この書類を見たことは。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:(甲174の確認書を示す)陸山会代表としての小沢一郎の名前と、個人としての小沢一郎の名前があるが、筆跡はあなたのものか。

 小沢議員:何の書類ですか。

 大室指定弁護士:中身を読んでみて。

 小沢議員:はいはい。(読む)わかりました。

 大室指定弁護士:あなたが書いた。

 小沢議員:と思います。

 大室指定弁護士:陸山会代表と個人の両方とも。

 小沢議員:そうだと思います。

 大室指定弁護士:(甲175の1を示す)同じ書類だと思うが、一部マスキングがされていたりする。

 小沢議員:念のための確認書ですね。同じように。

 大室指定弁護士:名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:はい。そうです。

 大室指定弁護士:(平成17年9月14日付の確認書を示す)建物を建てたときのものだと思うが、記名は陸山会代表も個人もあなたのものか。

 小沢議員:だと思います。

 大室指定弁護士:押印は。

 小沢議員:いいえ。私はそれはしておりません。

 大室指定弁護士:(平成16年10月29日付融資申込書を示す)借り入れ申込人の欄に小沢一郎の名前と印鑑があるが、記名はあなたか。

 小沢議員:たぶんそうだと思いますが、いわゆるこの法廷で問題になっている不動産を購入するときのものでしょ。

 大室指定弁護士:そのはず。

 小沢議員:石川が持ってきて、署名したものであれば私のものです。

 大室指定弁護士:そういう前提なしで答えて。筆跡とか記憶からしてどうか。

 小沢議員:筆跡だけでは確実には言えませんが。たぶん私の筆跡だと思いますが。状況を説明してもらえれば確定できると思います。

 大室指定弁護士:(平成17年10月31日付融資申込書を示す)2億円のものだが、名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:だと思います。

 大室指定弁護士:印鑑は。

 小沢議員:いいえ。印鑑なんか私は押しません。

 大室指定弁護士:(甲212、資料9の6を示す)陸山会の理事会かなんかの議事録ですかね。

 小沢議員:うん?(読む)

 大室指定弁護士:意味わからない。

 小沢議員:よくわかりません。

 大室指定弁護士:融資申込書に添付して銀行に提出したもので、小沢一郎の印鑑押してある。作成に関与してない。

 小沢議員:わかりません。

 大室指定弁護士:小沢の印鑑があるが、この書類の作成に関与していないか。

 小沢議員:いないと思います。

 大室指定弁護士:(甲177、約束手形示す)平成16年10月29日振り出しのあなた名の手形だが、名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:だろうと思います。

 大室指定弁護士:印鑑は。

 小沢議員:わかりません。

 大室指定弁護士:銀行印では。

 小沢議員:わかりません。比較してみないと、記憶にありません。

 大室指定弁護士:(約束手形を示す)平成17年10月31日振り出しの約束手形だが、記名はあなたのもの。

 小沢議員:と思います。

 大室指定弁護士:印鑑はわからないということでいいか。

 小沢議員:小沢という印鑑だということは間違いないと思いますが。

 大室指定弁護士:(甲14、資金管理団体届け出にかかる宣誓書を示す)小沢一郎との記名はあなたのものか。

 小沢議員:さぁ、ちょっとわかりません。筆跡だけでは。

 大室指定弁護士:作成した記憶は。

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:(甲25、平成16年1月26日付資産等報告書を示す)小沢の記名はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(平成17年12月19日付資産等報告書を示す)名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(平成21年12月7日付資産等報告書を示す)記名はあなたのものか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(平成17年4月5日付資産等補充報告書を示す)名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 大室指定弁護士:(平成18年4月28日付資産等補充報告書を示す)名前はあなたが書いたのか。

 小沢議員:違うと思います。

 《14:00~14:30》

 大室指定弁護士:最終学歴は?

 小沢議員:日本大学大学院法学研究科の途中退学。

 大室指定弁護士:大学院では何を研究?

 小沢議員:特別なテーマはない。司法試験を目指していた。大学は経済だったが、親のゆかりのある日本大学にいった。

 大室指定弁護士:何年いた?

 小沢議員:1年そこそこ。

 大室指定弁護士:衆院初当選は昭和44年?

 小沢議員:昭和44年12月27日。それだけは忘れない。

 大室指定弁護士:ほかの職歴は?

 小沢議員:ない。

 大室指定弁護士:ほかの議員の秘書や書生の経験は?

 小沢議員:ない。

 大室指定弁護士:自民党幹事長、新生党〓〓、新進党〓〓、民主党代表、幹事長などを歴任されてますね

 小沢議員:はい

 大室指定弁護士:自民党では経世会にいて、事務総長、会長代行をやってますね。

 小沢議員:はい、あ、事務総長は違うかもしれない。

 大室指定弁護士:民主党代表に選任されたのは?

 小沢議員:わからない。

 大室指定弁護士:平成18年4月7日では?

 小沢議員:よくわからない。

 大室指定弁護士:平成16年10月、平成17年3月から4月のころは、民主党代表ではないですね。

 小沢議員:ではないと思う。が、年月日はわからない。

 大室指定弁護士:代表就任前の1日の行動パターンを確認したい。朝、自宅にいるときは6時に起きると言われてましたが。

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:出勤前に秘書は自宅に集まる?

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:あなたも同席していましたか。

 小沢議員:いったんは僕と顔合わせしていた。

 大室指定弁護士:その後、秘書はそれぞれ出勤したりするわけですね。

 小沢議員:はい。私の前からは去る。

 大室指定弁護士:特別なことがなければ、あなたは自宅に残るのですか。

 小沢議員:いいえ。ほとんど出る。議員会館とかチュリスあたりに出かけてる。

 大室指定弁護士:議員会館に出るというのは、自分の事務所に?

 小沢議員:そういう時もあるが、ほかの議員のところを訪れることもある。

 大室指定弁護士:会館に出るときはどんな時?

 小沢議員:色々な客の面会があるときに行くと思う。

 大室指定弁護士:チュリスの個人事務所に行くときは?

 小沢議員:いろんな人と会う。国会の議員会館で会うのがいい人もいるし、個人事務所で会った方がいい人もいる。

 大室指定弁護士:客と会うときには、どんな客かによって、会館で会ったり、事務所で会ったり?

 小沢議員:ほかのところもある。

 大室指定弁護士:元赤坂の事務所に行くときは?

 小沢議員:私の執筆作業、政策的資料を勉強するときもある。心臓病で入院して以来、昼休みを取るようにしているので、行くときもある。

 大室指定弁護士:秘書との打ち合わせは、朝に自宅以外では?

 小沢議員:会館が多いと思う。

 大室指定弁護士:平成16年10月ごろ、次の民主党代表選が翌年の秋ごろに臨時で行われると秘書に言ったことある?

 小沢議員:ありません。

 大室指定弁護士:時間を限定しなくても、臨時で行われるということを言ったことはない?

 小沢議員:代表選があるということが確定する時には、支援者か仲間の先生にいうこともあるが、確たるものでないときはそんなことはない。

 大室指定弁護士:確たる見込みがないと、秘書にも言わない?

 小沢議員:はい。

 大室指定弁護士:民主党代表選は、臨時があった時には、定期がずれる?

 小沢議員:そのときには、両院議員総会で「任期は残任期」としたのではないか。

 大室指定弁護士:政治家として、政治資金規正法や資産公開法にも関与していますね。内容は理解している?

 小沢議員:直接的に制定に関与はしてない。私としてはできるだけオープンにと主張していたことは事実。

 大室指定弁護士:法の狙いは理解してる?

 小沢議員:その時々によって改正というか、かわるので、その時々のいろんな趣旨が盛り込まれる。統一したこういう理念でというのはないことが多い。そういう意味では正確に把握しているわけではない。

 大室指定弁護士:議員以外に会社役員など収入ある?

 小沢議員:会社経営はしてないが、知人から顧問を頼まれることはある。

 大室指定弁護士:議員歳費以外に収入は?

 小沢議員:顧問料、新聞、雑誌に出た場合の出演料、インタビュー料などはかなりあった。

 大室指定弁護士:チュリス赤坂が事務所には、陸山会、誠山会、小沢一郎政経研究会、東京後援会、民主党岩手県4区支部の東京支部がある。

 小沢議員:そうだと思う。

 大室指定弁護士:宮城一誠会というのは?

 小沢議員:確たることはわからないが、そうだと思う。

 大室指定弁護士:改革国民会議とはどんな団体?

 小沢議員:以前から詳しくわからないが、新生党か自由党かの時につくられた団体ではないかと思う。私の最も親しい友人がやっていたので、私は詳しく覚えていない。

 大室指定弁護士:あなたなり、秘書が関与しているわけでは?

 小沢議員:違います。

 大室指定弁護士:平成17年5月当時の代表は誰?

 小沢議員:わからない。

 大室指定弁護士:あなた、もしくは政治団体とこの会議の関係は?

 小沢議員:関係ありません。

 大室指定弁護士:資金のやりとりは?

 小沢議員:ない。

 大室指定弁護士:改革フォーラム21は?

 小沢議員:時期はわからないが、新生党、自由党かの時に、一般の政治団体ということだと思う。私の友人、同志であった人物が全部やっていたので、詳しくはわからない。

 大室指定弁護士:平成21年当時の代表者は?

 小沢議員:選挙の時?前の参院議員の平野さんが代表か会計責任者のどちらかをやっていたと思う。

 大室指定弁護士:改革フォーラムと陸山会の関係は?

 小沢議員:総選挙で、私と平野さんと

この記事の続きをお読みいただくためには、法と経済のジャーナルのご購読手続きが必要です。

朝日新聞デジタル購読者(フルプラン)の方なら手続き不要

法と経済のジャーナル Asahi Judiciaryは朝日新聞デジタルの一部です。
有料(フルプラン)購読中の方は、ログインするだけでお読みいただけます。

朝日新聞デジタルのお申し込みはこちら

Facebookでコメントする

ご感想・ご意見などをお待ちしています。