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ニューズ&コメンタリー

検察審査会「政府の原災本部は必要な避難措置を講じていた」

2011年3月12日朝にかけて福島第一原発事故で

奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 福島第一原発1号機の格納容器の圧力を下げるベントを早期に東京電力に命じず、建屋の爆発を招いたなどとして、菅直人首相(当時)らが業務上過失傷害の疑いで刑事告発された事件で、東京第二検察審査会は8日付で、東京地検の不起訴処分(嫌疑なし)を「相当」と認める議決をした。告発人の側は「周辺住民の適切な避難を指示して住民の被ばくを防止する注意義務があるのにこれを怠った」とも主張していたが、これについて検察審査会は「必要な措置を講じていたものと認められる」と判断した。

拡大福島第一原発1号機が爆発した当時の政府首脳の不起訴を「相当」とした議決の要旨が張り出された検察審査会の掲示板=2014年4月11日、東京都千代田区霞が関で
 福島第一原発1号機は2011年3月11日、午後2時46分に大地震に見舞われ、午後3時37分ごろに全ての交流電源を失った。間もなく直流電源もなくなり、全電源喪失状態に陥った。このた

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奥山 俊宏(おくやま・としひろ)

 朝日新聞編集委員。
 1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。『法と経済のジャーナル Asahi Judiciary』の編集も担当。
 著書に『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社、2004年4月)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書、2011年6月)、『秘密解除 ロッキード事件  田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店、2016年7月)。共著に『偽装請負』(朝日新書、2007年5月)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』(同、2008年9月)、『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版、2012年12月)など。
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