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深掘り

揺れる中央銀行

(上) 本業逸脱、きしむ信頼 金融不安で肥大化

 

織田 一(おだ・まこと)

 日米欧の中央銀行が苦境に陥っている。次々に噴き出す金融危機やデフレ退治のためにフル回転し、本来の金融政策の垣根までも超えたためだ。経済への影響力は強大になった半面、財務体質は悪化し、信認を失いかねない事態に直面している。中銀の「変容」を追った。

(編集委員・織田一、ロンドン=有田哲文、ワシントン=尾形聡彦)

 ●金融不安で肥大化

 日本銀行は6月15日、成長分野への融資を促す新制度をまとめた。金利を上げ下げして物価を安定させ、経済活動をもり立てるのが中央銀行の本来の仕事。間接的とはいえ特定分野を育てるのは「オーソドックス(伝統的)な中銀の業務ではない」と白川方明総裁自身も認める。

 実は、「非伝統」は白川総裁にとって

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織田 一(おだ・まこと)

 朝日新聞編集委員。長崎県佐世保市出身。1986年、朝日新聞入社。新潟支局、横浜支局を経て、91年4月に東京・経済部。98年10月から約2年間、バンコク総局員。  横浜支局では警察担当記者としてオウム事件などを追った。経済部では主に金融行政・政策、金融業界、国際経済を担当。

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