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事件記者の目

 毎日、朝日両紙の調査報道記者としてバブル崩壊以後の経済事件の数々を取材し、「市場検察」「検察:破綻した捜査モデル」などの著書があるジャーナリストの村山治氏が、現在進行中の経済事件、政界事件について、構造的な視点から、事件の本質や背景を解説します。同時に、検察や証券取引等監視委員会など市場監視・摘発機関の在り方についても考察し、提言します。

「事件記者の目」の 記事一覧

ゴーン氏の告発潰しを警戒、保秘徹底 羽田と首都高で身柄確保

ゴーン氏の告発潰しを警戒、保秘徹底 羽田と首都高で身柄確保村山 治 (2018/12/07) 

 特捜検察が久々に存在感を示した。日産自動車のカルロス・ゴーン前代表取締役会長と側近のグレッグ・ケリー前代表取締役の二人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の…続きを読む

接待で文科事務次官ら辞職、霞が関ブローカーめぐる腐敗の根は深い

接待で文科事務次官ら辞職、霞が関ブローカーめぐる腐敗の根は深い村山 治 (2018/10/25) 

 幹部職員2人が東京地検に収賄容疑で摘発された文部科学省で、事務方トップで職員の綱紀に目を光らせるべき事務次官ら6人が、贈賄容疑で起訴された同じ業者から飲食店…続きを読む

調査報道と検察捜査が車の両輪であるべき理由

調査報道と検察捜査が車の両輪であるべき理由村山 治 (2018/09/17) 

調査報道と検察 ― 30年前の記憶  政治の介入または官側の忖度のいずれかによって行政手続きが歪められた疑いをもたれた「森友・加計学園」疑惑。それを掘り起こし…続きを読む

元ハイローラーが語るカジノ法強行成立の愚

元ハイローラーが語るカジノ法強行成立の愚村山 治 (2018/08/06) 

 刑法が禁じる賭博を一部合法化し、民設・民営のカジノを認める統合型リゾート(IR)実施法が7月20日、成立した。報道機関の世論調査で導入反対の声が多数を占め、…続きを読む

42年目の司法取引導入 ロッキード事件と刑事免責

42年目の司法取引導入 ロッキード事件と刑事免責村山 治 (2018/06/20) 

42年目の司法取引導入    日本にはなかった司法取引と刑事免責制度が6月1日から導入された。低迷する検察にとって強力な捜査の武器になると期待される一方、冤罪…続きを読む

検察は財務省背任容疑にどう迫ったか、なぜ不起訴にしたか

検察は財務省背任容疑にどう迫ったか、なぜ不起訴にしたか村山 治 (2018/06/04) 

森友事件不起訴、求められる新たな国政監視システム  学校法人森友学園への国有地売却をめぐり財務省幹部らが背任、虚偽公文書作成などの罪で告発された事件に対する検…続きを読む

検事総長歴代5人が不祥事で叙勲を辞退、笠間氏で復活

検事総長歴代5人が不祥事で叙勲を辞退、笠間氏で復活村山 治 (2018/05/03) 

検事総長の叙勲  元検事総長の笠間治雄氏が5月8日に瑞宝大綬章を受章することになった。検察はこの10数年で2度の大きな不祥事を起こしており、その責任をとって歴…続きを読む

ゼネコン談合で大林、清水の幹部3人起訴猶予に驚き

ゼネコン談合で大林、清水の幹部3人起訴猶予に驚き村山 治 (2018/04/05) 

ゼネコン談合事件総括  JR東海のリニア新幹線工事発注をめぐる大手ゼネコンの談合事件に対する東京地検特捜部の捜査は、大手ゼネコン4社と2人の担当者を起訴して一…続きを読む

「逮捕」を司法取引の道具にしてはならない 「人質司法」から決別を

「逮捕」を司法取引の道具にしてはならない 「人質司法」から決別を村山 治 (2018/03/20) 

 JR東海発注工事をめぐるゼネコン談合事件で、東京地検特捜部が、捜査に協力する大林元副社長と清水元常務について在宅のまま調べて起訴をめざす一方、検察のストーリ…続きを読む

大成建設捜索で「弁護士秘匿特権」の琴線に触れた司法取引前夜のガラパゴス日本

大成建設捜索で「弁護士秘匿特権」の琴線に触れた司法取引前夜のガラパゴス日本村山 治 (2018/03/05) 

 東京地検特捜部が公正取引委員会と合同で捜査を進めるリニア中央新幹線建設談合事件で、検察捜査の琴線に触れるできごとがあった。弁護士と依頼人の間のやりとりを秘密…続きを読む

日本版「司法取引」制度化を目前にゼネコン談合捜査でその予行演習か

日本版「司法取引」制度化を目前にゼネコン談合捜査でその予行演習か村山 治 (2018/02/05) 

ゼネコン談合捜査で司法取引の予行演習?  今年6月から施行される予定の司法取引。東京地検特捜部と公正取引委員会が捜査、調査中のリニア中央新幹線の工事受注をめぐ…続きを読む

上川法相が林刑事局長の次官昇格を拒否か、検事総長人事は?

上川法相が林刑事局長の次官昇格を拒否か、検事総長人事は?村山 治 (2018/01/18) 

 法務省の事務方ナンバー2の林真琴・刑事局長が1月9日付で、名古屋高検検事長に転出した。林氏は、官邸の意向で2度にわたり事務次官昇格が延期されてきた。今回は官…続きを読む

四半世紀ぶりのゼネコン一斉捜索に想う 不意打ちが功を奏する

四半世紀ぶりのゼネコン一斉捜索に想う 不意打ちが功を奏する村山 治 (2017/12/24) 

 東京地検特捜部と公正取引委員会が12月18、19日の2日間にわたり、合同で鹿島、清水、大成、大林組のスーパーゼネコン4社を強制捜査した。緊張した面持ちで捜索…続きを読む

法務・検察人事に再び「介入」した官邸 高まる緊張

法務・検察人事に再び「介入」した官邸 高まる緊張村山 治 (2017/09/17) 

 9月7日発令の法務・検察幹部の人事異動が、昨年に続き、首相官邸の意向で変更されたことがわかった。法務・検察の人事原案は、黒川弘務・法務事務次官を高検検事長と…続きを読む

官邸の注文で覆った法務事務次官人事  「検事総長人事」に影響も

官邸の注文で覆った法務事務次官人事  「検事総長人事」に影響も村山 治 (2016/11/22) 

 検察と政治の関係に変化が見える。それを象徴する出来事があった。今年9月に発令された法務・検察の幹部人事で、法務省が作成した法務事務次官の人事原案が官邸によっ…続きを読む

検察と証券監視委が対立 東芝元社長ら刑事責任追及で

検察と証券監視委が対立 東芝元社長ら刑事責任追及で村山 治 (2016/07/19) 

 東芝の不正会計問題が新たな局面を迎えている。歴代3社長が主導して粉飾決算をした疑いが濃いとして刑事告発を視野に調査を進めている証券取引等監視委員会に対し、告…続きを読む

細川元首相は「佐川1億円」の説明責任果たせ

細川元首相は「佐川1億円」の説明責任果たせ村山 治 (2014/01/18) 

 徳洲会グループからの5千万円借金問題で辞任した猪瀬直樹前東京都知事の後任を決める都知事選に、細川護熙元首相が立候補を表明した。細川氏は20年前、佐川急便グル…続きを読む

検察は裏金作りと使途先の全容解明を、徳洲会事件

検察は裏金作りと使途先の全容解明を、徳洲会事件村山 治 (2014/01/01) 

 医療法人グループ・徳洲会の組織ぐるみの選挙違反事件を捜査している検察、警察当局は12月24日、グループ創業者の徳田虎雄氏の家族ら7人を公選法違反などの罪で起…続きを読む

企業ぐるみ選挙違反で上告棄却、最高裁の理由説明は不十分村山 治 (2013/03/08) 

 従業員に給与を支払う約束をして投票依頼の電話をかけさせたことが公職選挙法違反(選挙運動報酬約束罪)に当たる、として起訴された会社社長が、選挙事務を管轄する総…続きを読む

最高裁の判断は? 企業ぐるみ選挙違反事件の行方に注目村山 治 (2012/11/03) 

 従業員に給与を支払う約束をして投票依頼の電話をかけさせると公職選挙法違反(選挙運動報酬約束罪)に当たるのか――。2010年7月の参院選に民主党公認で立候補し…続きを読む