メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ニューズ&コメンタリー

《一問一答詳録》大阪高検検事長が記者会見でおわび

 大阪高検の柳俊夫検事長は1日午後11時から、大阪市福島区の大阪中之島合同庁舎内で緊急の記者会見を開き、「重大な事態に至ったことを深くおわびします」と謝罪し、「信頼回復に全力で取り組みます」と述べた。

 

 柳検事長の記者会見は1日午後11時から、大阪中之島合同庁舎24階の記者会見室で開かれた。柳検事長は、深々と頭を下げた後に、用意した紙のコメントを読み上げた。

謝罪する柳俊夫・大阪高検検事長=1日午後11時7分、大阪市福島区、竹花徹朗撮影拡大謝罪する柳俊夫・大阪高検検事長=1日午後11時7分、大阪市福島区、竹花徹朗撮影
 「本日、京都地方検察庁次席検事・大坪弘道、元大阪地検特捜部、神戸地検特別刑事部長・佐賀元明、元大阪地検特捜部の2名が、犯人隠避容疑で逮捕された。大阪高検は管内の検察官を監督すべき立場にあり、現職検事2名が逮捕されるという重大な事態になったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。最高検察庁の捜査に全面的に協力し、事態を重く受け止め、検察に対する信頼回復に向けて全力で取り組んでいく所存です。2人のそれぞれの職をといて、大阪高検総務部付にしました」

 柳検事長は「極めて重大な事案で検察に対する国民の信頼を損なうものであることは否めない」と述べたが、捜査状況や再発防止について質問が出ると、「最高検で捜査中」「最高検で検証中」との答えにとどめた。

 質疑の主なやりとりの概略は次の通り。

 ――認否は?

 供述状況については、最高検で捜査中なので私のほうから答えはしかねる。


 ――特捜部長室などへのガサ(捜索)は?

 捜査の内容につきましても、最高検の捜査が行われているので、詳細は承知していないので、お答え差し控える。


 ――検事長の監督責任は?

 高検として管内地検の職員を指導監督すべき立場からして、今回の事態に至ったことは誠に遺憾だと考えています。


 ――自身の責任の取り方は?

 お尋ねの点を含めて、人事上のことは上級庁含めて対応することになると思う。


 ――今回の事件がなぜ起きたのか?

 最高検の捜査中


 ――具体的に信頼回復に向けた取り組みは?

 現在、最高検において検証しているところで、そのなかで二度とこういう事態が起こらないよう。管内検察官への指導を徹底します。まずは基本に忠実な捜査の徹底。


 ――私物パソコンの使用について

 私物パソコン使わないように指導徹底してきたが、引き続きそうした指導については徹底していく必要がある。


 ――具体的に検事が私物パソコンを使っているなど調査をするのか?

 今後の徹底のさらなる方向については、さらに今回の事態を踏まえて検討する必要があるのかなと思うが、まずは現在の事実関係や実態を捜査なり、検証で解明していく必要がある。


 ――前特捜部長と副部長が逮捕されることが過去にあったのか?

 これまで聞いたことがありませんが、明確には答えかねる。


 ――特捜部の存在そのものへのダメージ、立て直しは?

 そういった点含めてご指摘周知しているが、今回の件は最高検が検証を行って、こういった事態が二度と起こらないようしていく


 ――基本に忠実な捜査を怠った?

 今回の無罪はその通り。


 ――今回の逮捕では?

 控訴見送りで、説明した通りだが、基本に忠実な捜査を怠った結果、至った。


 ――組織的犯罪は、前回の個人的な犯罪と中身が明らかに違うが?

 最高検が鋭意捜査をしているので、そこで明らかになる。事実を明らかに解明する前提だ。


 ――組織的隠蔽じゃないか

 事実関係と実態は今後、解明される。もともと、主任検事の改ざん問題に関連して、当時の上司2名が、逮捕されるに至るということで、組織的事案と言える。経緯はこれから捜査で解明される。


 ――信頼は損なわれたのか?

 幹部検事2名が逮捕される極めて重大な事案なので、検察に対する国民の信頼を損なうものであったことは否めない。


 ――特捜部の解体論への考えは?

 その点は、今後。


 ――職員への周知は?

 逮捕のことは言っているが、指導などはしていない。最高検の捜査と検証を待ってから。


 ――現場の声として「証拠が信頼なくなるんじゃないか」「信頼失墜は不本意だ」とか、の声をどう受け止めるか?

 捜査と検証を待って、こうした事態が二度と起きないように。一つひとつの事件を的確処理と迅速な公判遂行していくことだろうと思う。


 ――大坪が検事正に経緯を説明したということ、調査されなかった。検事正と次席の監督責任は?

 事実関係と経緯は鋭意捜査が実施しているので、コメントは


 ――処分は?

 二人は本日付でそれぞれの職がとかれ、大阪高検総務部付になっている。


 ――空席については?

 今後検討される。


 ――二人の仕事ぶりは?

 捜査中なのでコメント差し控える。


 ――信頼揺らぐなかで、国民に対して検察庁として説明する責任は?

 私からは答えるのは控える。


 ――犯人隠避は報告の握りつぶし、どう改善すべきか

 捜査、検証を受けて


 ――適切な対応とは?

 事案に応じて適時適切に対処することだ。


 ――ほかの処分の仕方があったのではないか?

 逮捕の経緯は、最高検で逮捕したので


 ――コメントのほとんどが「最高検の捜査中」。検察が失ったものを、ごまかさずに、検事長の言葉で説明できないか

 今回の件については現職幹部検事2名が逮捕された極めて重大な事態で、信頼回復に向けて取り組まないとと、強く思っている。


 ――逮捕された2人への感想

 差し控える。


 ――自分たちで自浄作用を発揮して信頼回復ができるのか?

 検証実施している。一方で、一つひとつしっかりやっていく、ということで回復したい。


 ――信頼回復はできるか? できると思わないか。

 そういうつもりで一所懸命取り組んでいきたいと思います。


 ――基本とは?

 今回の事件でいえば、供述と客観事実との整合。そのような点も基本の重要な一つだと思う。


 ――今日の逮捕についての、基本以前の問題では? 低いレベルの話ではないか。

 検証と捜査を踏まえて。


 ――検事長自身は、どの段階でどの程度予想しているか?

 それに対する認識はお答え差し控える。


 ――個人的見解を聞く場だ。立場で見解を。

 繰り返しになるが、管内の現職幹部検事2名が逮捕された……、極めて遺憾でお詫び申し上げたい。


 ――遺憾とは?

 まさに遺憾だ。この言葉通りと受け止めてもらえれば。


 ――上級庁の責任と検事長の責任は?

 人事上の処分は上級庁で対応することになる。


 ――最高検の捜査が出るまでは何も考えないのか?

 高検としては、管内職員に対して指導徹底していく。最高検の捜査と検証を待って。


 ――巨悪を眠らせないのが特捜の看板。必要か?

 そう言った点含めて、最高検が検証しているし、私がコメントは差し控える

 ここで司会が

この記事の続きをお読みいただくためには、法と経済のジャーナルのご購読手続きが必要です。

朝日新聞デジタル購読者(フルプラン)の方なら手続き不要

法と経済のジャーナル Asahi Judiciaryは朝日新聞デジタルの一部です。
有料(フルプラン)購読中の方は、ログインするだけでお読みいただけます。

朝日新聞デジタルのお申し込みはこちら

Facebookでコメントする

ご感想・ご意見などをお待ちしています。