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ニューズ&コメンタリー
9月26日午前、控訴審第1回
(2012/10/20)
▽筆者:根岸拓朗、小松隆次郎、長谷文
▽この記事は2012年9月26日の朝日新聞夕刊と翌27日の朝日新聞朝刊に掲載された原稿を再構成したものです。
▽関連資料:検察官役の指定弁護士の控訴趣意書
▽関連資料:弁護人の答弁書の抜粋
▽関連記事:小沢一郎議員 記事一覧
今年4月の東京地裁判決は、陸山会が2004年10月に小沢氏から4億円の提供を受けて東京都内の土地を購入した際、石川知裕衆院議員(39)ら元秘書3人が政治資金収支報告書にうそを書いたと認定。小沢氏の4億円を報告書に書かず、土地代支出の記載を2005年に先送りする方針について小沢氏が報告を受け、了承していたことも認めた。
しかし判決は、石川議員から十分に説明されなかった小沢氏が、自らの4億円を記載する必要はないと考え、土地の取得そのものが2005年に先送りされたと認識していた可能性があると指摘。「元秘書と共謀し、故意にうそを書いたとはいえない」と結論づけた。
控訴した指定弁護士はこの日の法廷で、「元秘書が違法な行為を、小沢氏の目を盗んで実行することはそもそも考えられない」などと述べ、小沢氏には違法な会計処理をする認識があったと訴えた。
一方の弁護側は「具体的な事実関係を踏ま
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