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小沢一郎氏、二審も無罪 東京高裁 《判決要旨》

小沢一郎議員に対する控訴審判決の要旨

第2 そこで、原審記録を調査して検討する。原判決が本件公訴事実について犯罪の証明がないものとして被告人に対し無罪を言い渡したのは正当として是認でき、原判決が争点に対する判断の項で説示するところも一部を除きおおむね首肯できる。

 1 本件公訴事実の概要等

 本件公訴事実の概要は、原判決の「本件公訴事実の要旨」記載のとおりである。すなわち、「被告人は、第1 陸山会の会計責任者であった大久保隆規及び同人の職務を補佐する者であった石川と共謀の上、平成17年3月、1 陸山会が、平成16年10月12日頃に被告人から4億円の借入れをしたにもかかわらずこれを同年の収入として計上しないことにより、同年分の収支報告書の「本年の収入額」欄の金額につき虚偽の記入をし、2 陸山会が、平成16年10月5日及び同月29日に土地取得費等として合計約3億5200万円を支払ったにもかかわらずこれを同年の支出として計上しないことにより、同収支報告書の「支出総額」欄の金額につき虚偽の記入をし、3 陸山会が、平成16年10月29日に本件土地を取得したのにこれを同収支報告書に資産として記載をせず、同収支報告書を提出し、もって同収支報告書に虚偽の記入をし、記載すべき事項を記載しなかった、第2 大久保及び同人の職務を補佐する者であった池田と共謀の上、平成18年3月、1 陸山会が、平成17年中に土地取得費等として合計約3億5200万円を支払っていないにもかかわらずこれを同年の支出として計上することにより、同年分の収支報告書の「支出総額」欄の金額につき虚偽の記入をし 、2 陸山会が、本件土地を取得したのは平成16年10月29日であるのに同収支報告書の「資産等の項目別内訳」の「年月日」欄に取得年月日が平成17年1月7日である旨の虚偽の記入をし、同収支報告書を提出し、もって同収支報告書に虚偽の記入をした」というものである。

 そして、原判決は、前記のとおり、被告人の故意及び実行犯との共謀について証明が十分ではなく、本件公訴事実について犯罪の証明がないとして、無罪を言い渡した。

 2 前提となる事実等

 関係証拠によれば、客観的な事実関係として、原判決が争点に対する判断第2の1及び2並びに第7の2(1)等において認定説示するとおりの事実を認定することができる。その概要は次のとおりである。

 陸山会におい

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