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オリンパス粉飾決算事件で元社長らに執行猶予判決

オリンパスや菊川剛元社長らに対する検察官の論告求刑の要旨

 第1 事実関係

 

 本件各公訴事実は、当公判廷において取調べ済みの関係各証拠により証明十分である。

 

 第2 情状

 

 1 事案の概要

 本件は、東京証券取引所市場第一部に上場していた被告会社オリンパスの役員であった被告人3名が、外部協力者らと共謀の上、オリンパスの業務に関し、同社の平成18年4月1日から平成23年3月31日までの5連結会計年度につき、金融資産の運用によって生じた損失を簿外で処理し、あるいは、ベンチャー企業の子会社化の際に株式取得代金名目で多額の資金を簿外ファンドに支払いつつ、架空ののれんを資産計上するなどの方法により純資産額を水増するなどして、内容虚偽の有価証券報告書を提出した、証券取引法違反及び金融商品取引法違反の各事案である。

 

 2 本件各犯行の結果は重大であること

 (1)被告人らは、本件各犯行において、[1]オリンパスの平成19年3月期の連結貸借対照表につき、損失を簿外処理するなどの方法により、実際の連結純資産額が約2324億5900万円であったのに3448億7100万円を計上し(粉飾額約1124億1200万円)、[2]平成20年3月期の連結貸借対照表につき、損失を簿外処理するとともに架空ののれんを計上するなどの方法により、実際の連結純資産額が約2500億2900万円であったのに3678億7600万円を計上し(粉飾額約1178億4700万円)、[3]平成21年3月期につき、損失を簿外処理するとともに架空ののれんを計上するなどの方法により、実際の連結純資産額が約1208億5200万円であったのに1687億8400万円を計上し(粉飾額約479億3200万円)、[4]平成22年3月期につき、架空ののれんを計上するなどの方法により、実際の連結純資産額が約1713億7100万円であったのに2168億9100万円を計上し(粉飾額約455億2000万円)、[5]平成23年3月期につき、架空ののれんを計上するなどの方法により、実際の連結純資産額が約1252億2500万円であったのに1668億3600万円を計上した(粉飾額約416億1100万円)ものであり、各決算期における資産の粉飾金額は、いずれも過去に類例を見い

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