福島第一原発事故と東京電力のリスク管理
東京電力福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉は2011年3月11~15日に…
オリンパスと企業統治、コンプライアンス
長年にわたって損失を隠して決算を粉飾し、世間の目を欺き続けたオリンパス。内部…
小沢一郎衆院議員の政治団体の事件記録
自民党や民主党の幹事長を歴任した大物政治家、小沢一郎衆院議員の資金管理団体「…
調査・検証
(2011/07/31)
そんな事実が、秘密指定を解除された米政府の内部文書の数々に浮かび上がる。
米国の大手航空機メーカーから総理大臣・田中角栄ら日本の政治家に裏金が渡ったとされるロッキード事件。この連載『秘密解除・ロッキード事件』では新たな資料をもとに新たな視点からこの事件を見直していく。この第4部では、アメリカ政府が田中角栄をどう見ていたのか、田中に対する米政府の見方・評価に焦点をあてる。
▽筆者:奥山俊宏
▽敬称は略しました。
▽この記事は岩波書店の月刊誌『世界』2011年4月号に掲載された原稿に加筆したものです。
▽この連載の第1部: ホワイトハウスに届いたメッセージ「MOMIKESU」
▽この連載の第2部: 「ハイレベルの米政府の圧力」で圧力
▽この連載の第3部: CIAから「日本の政党」への資金提供で日米が口裏合わせ
■「ほのかな腐敗のオーラ」
汚職への懸念は早くから米政府に伝わっていた。
「契約業者とのつながりに由来するほのかな腐敗のオーラ(a faint aura of corruption)」
田中が日本の総理大臣に就任するより1年余り前、米国の駐日大使館は本国への報告の中で田中の弱点の一つをそん
この記事の続きをお読みいただくためには、法と経済のジャーナルのご購読手続きが必要です。
法と経済のジャーナル Asahi Judiciaryは朝日新聞デジタルの一部です。
有料(フルプラン)購読中の方は、ログインするだけでお読みいただけます。
ご感想・ご意見などをお待ちしています。